なんでたくさんあるの?神社、神宮、大社の違いを教えて!

伊勢神宮、明治神宮、出雲大社、春日大社・・・
このように、「○○神宮」「○○大社」という名前の神宮はたくさんありますよね。
同じ神宮なのに、なぜこの二つが付くのでしょう?
スポンサードリンク
神社、神宮、大社は「社号」
それは社号だからなんです。
神社、神宮、大社などは神社の名前につく称号であり、それを「社号」といいます。
そのほかにも、社・宮などがあります。
そしてそれらの社号が付くには、必ず基準があるんです。
「~神宮」と付く基準って?
~神宮と呼ばれる基準としては、皇室の祖先神を祀っているかどうかです。
天照大神を祀っている伊勢神宮や熱田神宮、明治天皇を祀っている明治神宮、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を祀っている霧島神宮などがあります。
ただし、「神宮」とだけ言うと、伊勢神宮のことを指しますのでご注意を。
▶「神宮」がつく神社リスト(24社)
神宮(伊勢神宮)
伊弉諾神宮
霧島神宮
鹿児島神宮
鵜戸神宮
英彦山神宮
橿原神宮
宮崎神宮
気比神宮
宇佐神宮
近江神宮
白峯神宮
平安神宮
赤間神宮
水無瀬神宮
吉野神宮
北海道神宮
明治神宮
熱田神宮
石上神宮
國懸神宮
日前神宮
鹿島神宮
香取神宮
スポンサードリンク
「~大社」と付く基準って?
一番有名な大社(おおやしろ)は、大国主命を祀る出雲大社ですよね。
それまでは出雲大社のみにしか付かない称号だったのですが、明治以降は奈良の春日大社や長野の諏訪大社など全国から崇敬を集める格式の高い神社で使われるようになりました。
▶「大社」がつく神社リスト(24社)
出雲大社
熊野大社
三嶋大社
富士山本宮浅間大社
諏訪大社
気多大社
南宮大社
多度大社
多賀大社
建部大社
日吉大社
春日大社
龍田大社
廣瀬大社
伏見稲荷大社
松尾大社
梅宮大社
住吉大社
大鳥大社
熊野本宮大社
熊野速玉大社
熊野那智大社
宗像大社
高良大社
「神社」「社」「宮」
「神社」「社」は一般的な神社の社号です。
「○○神社」または「○○社」という名前の神社をよく見かけますよね。神宮や大社よりは規模が小さい神社が多いです。
また、「宮(ぐう)」は、天皇や皇室にまつわる人物を祀っている神社です。
皇室に関係するというと、「神宮」もそうですよね。似た意味で、古くから「宮」を使っていたというケースもあるようです。
筥崎宮、北野天満宮、日光東照宮などがあります。
まとめ
・「神社」「神宮」「大社」はあくまで神社の称号。なのでたくさん存在している
・「神宮」「宮」は皇室に関係する神社。
・「大社」は格式高く、規模の大きい神社。
・「神社」「社」は一般的な神社の社号であり、規模は小さめ。
スポンサードリンク
コメント
- トラックバックは利用できません。
- コメント (0)
この記事へのコメントはありません。